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私のパン焼きとプレッツェル

ブログはじめました…なんて程のものではありませんが、Instagramに書くにはちょっと長いよね…と思う様な事もあったりするので、そんな事を時々こちらに書いてみようかな…と思いますので、宜しければお付き合い下さい。


白崎茶会のパン先生として活動を始めて、最初の教室でご紹介したのが『地粉のプレッツェル』でした。 そんな私が大好きな、そして一番作っているかも…なプレッツェルと私のパン焼きのお話。


私が初めてパンを焼いたのはうん十年前。

子供の頃に母が当時ではまだ珍しかったナショナル製の電子レンジオーブンを買い、オーブンに付いていたレシピを見ながら焼いてくれたロールパン。ちっともふわふわでは無く、お世辞にも上手とは言えない様な初ロールパンでしたが、オーブンから漂う香りとパンが膨らんでいく様子を踏み台に乗って眺めていたのを覚えています。それが嬉しくて楽しくて、来る日も来る日も母にせがんで作ってもらい、生地をクルクル巻くのを手伝いました。邪魔していた…かもしれませんが(笑)

それから小学生になり、給食で毎日登場するパン。好きになれず…。

形は毎日違うけれど、どれを食べても同じ味で、母の焼く形は悪いけれどいい香りがする美味しいパンとは別物でした。 それから時は流れて…

私がプレッツェルを初めて知ったのは学生時代にドイツパンのお店でアルバイトをしていた友人がくれた不思議な形のパン。今でこそ色々なお店で売られていますが、当時はその独特の食感と香りに衝撃を受け、なんとも美味しかった事を思い出します。 それから社会人になり、ずーーーっと時は流れ…転職をしたのをきっかけに少し時間に余裕が出来、たまたま書店で見つけた藤田千秋先生の本を見て、沢山パンを焼く様になりました。間もなく、千秋先生のパン教室に通える事になり、沢山のパンやお料理を教えて頂きました。千秋先生のご自宅で開催されていた教室はお洒落で先生のこだわりが沢山詰まった素敵なお教室でした。 その中で千秋先生が出版されたプレッツェルの本。再びプレッツェルとの再会です。嬉しくて何度も何度も焼きました。 そんな頃、我が家の愛犬が体調を崩し自宅での点滴や注射、24時間家族が交代で看病をする事になり、お教室に通う事が難しくなりました。パン作りも、それ以外の事も出来ない時期がありました。愛犬も家族も頑張りましたが、病には勝てず愛犬は虹の橋を渡りました。 それから暫く時は流れて…とある方から紹介された一冊の本。 それが白崎先生の『かんたんお菓子』でした。これが私と白崎茶会の出会い。

載っているお菓子を何度も何度も作りましたが、今まで使った事も無い材料、作り方に大失敗した事も(笑)

これは一度ちゃんと習わなくては!と意を決して白崎茶会のスタートクラスへ。

そこで聞いた白崎先生のお話に驚きの連続だった事を覚えています。

教室でお話すると、ちょっとビックリされる事も多いのですが、実はパンもお菓子も作る事が好きで食べるのはそれほど…(笑)そんな訳で作った物はご近所さんや友人に食べて頂く事が多いので、使う材料には自分なりに気を使っていたつもりでした。が、白崎先生のお話を聞いて、どんな材料を選び、作る事が大切なのかをその時改めて考え直す事に。

それから白崎茶会で学んで行く中で、自分の中の色々が変わって行きました。

でも、この時はまだまさか自分がパン教室を始める事になるなんて夢にも思ってはいなかった(笑)

最初は白崎茶会のクラスメイトに誘われる様にして白崎茶会のパン先生クラスへの一歩を踏み出したのですが…道のりは険しく(笑)紆余曲折?ありながらも何とかスタートラインに立った次第。そのお話はまたいつか…。


地粉(中力粉やうどん粉と呼ばれる)でパンを焼く事や、それ以外の材料についてもどんな物を選ぶのか…今の活動の基礎になる事を沢山学びました。かなりの劣等生でしたが…。

そんな中で、課題を提出する事になった時、どうせなら自分の大好きなプレッツェルを地粉で作る事は出来ないか…と。自分なりに工程を変えてみたり、微調整をしながら沢山作りました。

そして現在に至る訳ですが、とても有難い事に地粉で作るプレッツェルは皆さんとても喜んで下さり、リクエストを頂く一番人気メニューになりました。 ツヤツヤのプレッツェルにする方法もあれば、ツヤはちょっと劣るけれど粉の旨味をグッと 引き出す方法、フレーバーを加えたり成形を変えたり…。

本場ドイツのプレッツェルとはまた違いますが、アレンジもしやすくお家で楽しんで頂けるのではないかと思います。

母に、千秋先生に、白崎先生に、沢山の友人達に感謝しながら、これからもマイペースにパン焼きお伝えして行けたらと思います。

長話にお付き合い頂き有難うございます。 Tanbo to Hatake ~田んぼと畑~






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